おとぎの国の謝肉祭。そして平和がそこに!

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1974年2月に訪れたミラノでのワンカット。子供達は何歳位だろうか?本当に騎士になってるがごとくまるで映画のワンシーン。ミラノではなくベニスのこの時期の風景は見たことがないが、テレビ等の映像からは仮面舞踏会がうかびあがる。都市部の謝肉祭における仮面舞踏会のような乱痴気騒ぎは、正常な社会生活に対する社会的役割を転倒させたパフォーマンスであるとし、俗から聖への移行を象徴的に表現したものと考えたらしいのだ。当時の映像はそのベニスではなくミラノなのだ。髪の毛の色が以外とブラウンの子供達が多かったのには驚いた。ある者は謝肉祭を「地位転倒の儀礼」と呼び、謝肉祭は集団や社会が自らを見つめなおす時であり、社会全体で反省する作用を持っていたとのこと。その効力は資本主義の発達とともに薄れていったと説いているものもいる。カーニバルの語源は、俗ラテン語carnem(肉を)levare(取り除く)に由来してるらしい。四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれたのが始まりらしい。肉に別れを告げる宴のことを指した「断食の前夜」の意でもあった。この農耕祭で船を仮装した山車carrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあるが、断食の前という意味の方が古いといってるものもいる。期間は異なるが、ほとんどが一週間で終わる。最終日はほとんどが火曜日(灰の水曜日の前日)であり、一部の地域では、この火曜日にパンケーキを食べる習慣があるとのこと。四旬節に入る前に卵を残さないために生じた習慣であり、シュロブ・チューズデーの名は、かつて謝肉祭最終日すなわち灰の水曜日前日に、みなが告悔を行う習慣があったことに由来する。現在はその起源である宗教的な姿を留めず単なる年中行事や観光行事になっている地域が多い。謝肉祭(カーニバル)は、もともとカトリックなど西方教会の文化圏で見られる通俗的な節期で、四旬節の前に行われる。仮装したパレードが行なわれたり、菓子を投げる行事などが行なわれてきたことから、現代では宗教的な背景のない単なる祝祭をもカーニバルと称することが少なくない。そんな難しいことよりこの時期に正装して協会に集まり楽しんでいる姿が健全な国を思わせてくれる。この40年で変わったか?ここに写ってる子供達をみて下さい。皆写ってる年寄りも40年以上年を取ってるのです。皆50歳を過ぎてるのではないでしょうか?本当に写真って素晴らしいですよね。まさか40年前に撮影したこのワンカットを、ブログとしてコンピュータを媒介に皆様にみて頂けるなんて思っても居ませんでした。

 

 

コウジロウの独り言