2度と訪れなかったピサの斜塔は外観を、 観光としての見学は大聖堂をみたほうがいい!

前にブログに書かいた、「フィレンツェの駅からピサへの旅が出来る」と言ってたのを覚えてますか?有名なあのピサの斜塔は、ロマネスク建築の代表例である。イタリア・トスカーナ州、ピサに位置する「ピサのドゥオモ広場」に建てられたピサ大聖堂としての一部。8階建ての塔ですが、増改築中に土台が地面にめり込んで傾いてしまったらしい。学者達が計算した結果、完成させても倒れないというので、建造を続けたという。写真はピサの斜塔の最上階付近から撮影した「ピサの大聖堂=ドゥオーモ」(Duomo di Pisa)です。この角度から大聖堂を撮った写真は見たことがない。

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調べてみると1063年にこの大聖堂の建築が始められたそうだ。完成したのは14世紀になってから。上から眺めるとラテン十字の形をしている、ピサ・ロマネスク様式の最高傑作。68本の円柱が内部には密に並んでいる。その円柱の多くは古代遺跡から戦利品として運ばれたものだそうだ。内装にはビサンティン様式やイスラムなど様々なスタイルが融合してる。フランスのパリやイタリアのミラノのドウモとはまた違ったみえかたをしてる。パリとミラノのドウモは何回か足を運んだことがあるのでその見え方の違いが分かる。このドウモのファサード全面にはアーチが5段にわたって整然と並び、2段目から上にはそのアーチとアーチを支えるかのように優美な柱が並んでいます。なんと、これらの柱は飾りであり、建物を支えているものではないのだそうだ。建物全体に軽快さを与え、建物全体にレース模様を施したような優美さを感じさせる。8枚のパネルを6本の円柱と人物像の彫られた5本の柱が支える造りで、柱には信仰、希望、慈愛を表す擬人像がいる。1枚のパネルの人物像に動きや激しさを感じることができるそうです。大聖堂の中には、ピサの守護聖人ラニエリの墓があります。今では透明な棺に移されいつもその姿を見ることができます。 6月17日の聖人の祝日には伝統的なピサの祭りである「聖ラニエリレガッタ(ボートレース)」が催され、その前日16日には14世紀から続く何千ものろうそくでアルノ川沿を美しく照らし出すルミナーラが開催されるそうです。このピサの斜塔と大聖堂のある奇跡の広場まではPisa中央駅から約徒歩25分、Pisa San Rossore駅からは徒歩約5分と、実はPisa San Rossore駅の方が最寄り駅になってるそうです。せっかく訪れたのならピサの斜塔だけではなく、この大聖堂を観光して帰国することを絶対お勧めします。40年以上前に一回訪れ、登ることだけを考え、ピサの斜塔の天辺までの経験はあるものの、この40年間の間にの数回イタリアに訪れたものの、ピサに足を運ぶことはなかったから言ってるんです。

 

コウジロウの独り言