HIGH ON OURS!は永遠に。

f:id:kohyusya:20190527190250j:plain Photo by Kojiro

写真の「HIGH ON OURS!」は今から30年ぐらい前に、「AL-COSMETICS」に在籍してた頃のAD-セクショングループ展のタイトルイメージポスターの一部。最近出てきた写真。この文面の最後にエンパイヤーステートビルの夜景の写真紙焼きを用いたポスターを紹介するのだが。なぜ今このイメージを紹介したかというと、今一度、自分たちのやっている仕事や遊びが通り一遍の一枚のタブローになってないかということなのです。ちょうどニューヨークロケに行かしていただいたこの頃、ニューヨークの「BOOKSTORE」で一冊の本を見つけた。「HIGH ON NEWYORK!」というニューヨークの高層ビルを全て上から見た写真で構成されたものである。自分がニューヨークに滞在してたとき、上を見上げることはあっても上から見たことはなかったのです。当時はスモッグなのか霧なのかケネディ空港について一人でペンステーション駅ののホテルに着くまでそれこそ摩天楼たちが霧と雲に囲まれていたのだ。「ブルックリンブリッジ」からのその光景はかなり幻想的だった。今でもその風景は頭から離れない。「視点を変えること」それをテーマに展覧会を開きカメラマン、彫刻家、外部スタッフをも集めて客観視をテーマに開催した。ジャズバンドを入れ音の流れる中、自分達の作品を見てもらうそんな集いだった。会社も後に公認してくれた。ケータリングの費用は持ってくれたが会場費用や制作印刷物のお礼とか所場代が掛かったのは事実です。この時にも感じていたのですが、関係性はあまり重要ではなく個人が大切な心情であることを感じた。 現代人たちはあまりも自分よがりだと思っているのです。自分がよければ全ていい。携帯電話がスマフォと呼ばれるようになって、皆が下を向いてラインを見たりWeb をみている。ニュ−スを見てる方々はまだマシなのでしょうが、「主観で自分の好きなものを見ている」「客観視してない」のです。そう、ほとんどの人たちが自分は絶対的に正しい。と決めて生きている。前の集団も同じだったのです。それぞれが身勝手で、表現をし規定に対して逆らおうとしていたのです。自分がリーダーシップをとってやったこと。それは自分たちを「客観視すること」だったのです。作品を作りたいと言ってる人たちに出資しT印刷の方々にも協力を頂き、横浜のアートスクールの展示場を借り実行した。自分は数十万円の出資をした事実が残っているのだが。一つの波にできなかったのは自分の実力のなさなのであるのだが。兎にも角にももっと「客観視していられる世の中に」して行こうではありませんか?座席に座った人たちが皆スマフォを見てる社会は何かおかしいですよ!ポスターの文面は人とのやりとりを感情込めて書き上げたものです。 If it weren't for your beautiful letters.each day would seen like an hour.But just when I cannot live another minute without you,a letter comes. Immediately it seems that you're in the room with me. I hear the Rhapsody of yourbeloved voice saying you love me. and Ifeel I am the luckiest man in the world.とこの文面とこのタイトルでRhapsody in Newyork.と言うポスターを5種類も印刷して制作させてもらってます。ただ自分の部屋の片隅に埋まってるのが少し残念ですけどね!

コウジロウの独り言

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Art Direction & Photo by Kojiro