渋谷ヒカリエに「パリのアメリカ人」はいた。

f:id:kohyusya:20190301172531j:plain

Photo by Kojiro

2019年、劇団四季が届けてくれた最新作は、心も躍る上質なミュージカルだった。2015年にトニー賞4部門に輝いた『パリのアメリカ人』でした。2019年2月23日(土曜日)に義理の弟が勤めているオリンパスの人事部・組合合同の福利厚生の一環として?前から予約を入れてくれていたのである。金曜日に大風邪をこじらせ声が出なかったので、早引きをさしていただいたのにもかかわらず、翌土曜日にヨガまでサボり来てしまったのである。なぜか開演前に軽食が出るということで、ブランチを少々いただくことになった。当然、同じ会社の方々の手前なのか?皆はまだ頼んでいない飲みもの「ウィスキーを炭酸で割ったものをください」と言ったら「ハイボールですね?」と言ってこ快く引き受けてくれた。他の方々は、ジュースかビールでした。軽食「ペンネやマッシュポテト・ソーセージ」と「ハイボール」は風邪をひいてる自分と義理の妹には本当に喉越しが良かった。このミュージカルのベースになっているのは、僕が生まれた次の年の1952年にアカデミー賞を受賞した同名の映画。“アメリカ音楽の魂”と称されるガーシュウィン兄弟の代表曲が散りばめられた名作。映画の内容をさらにふくらませた物語と、イマジネーションをかきたてる新しいダンスによって、この作品は初めて舞台化され、2014年にパリで公演がスタート。翌年にはニューヨーク・ブロードウェイに進出。トニー賞で振付賞、編曲賞、装置デザイン賞、照明デザイン賞を獲得しました。だからなのか?と言わせるほど全てが完成されていた。また劇団四季の『リトルマーメイド』、『アラジン』などでも知られる、ボブ・クローリーによる舞台美術も見どころのひとつ。すべてが洗練されたアートとなって溶け合い、我々を魅了させてくれていた。あまり好きではないミュージカル。だがキャッツからライオンキングとアニメ的ミュージカルから入った自分には、ディズニーミュージカルを見てるように みせられる。戦争に傷ついたパリの街で、若者たちが新しく見出す、芸術と愛の光。深い感動を呼びおこす物語を、小粋で華やかなステップで見せられていった。贅沢なひとときを本当に過ごさせてもらった。「渋谷ヒカリエ」とすることが2010年4月14日に発表されて以来きたことがなかった渋谷ヒカリエ。地下3階から8階までの商業スペースが2012年4月26日、11階から16階までの「東急シアターオーブ」が同年7月18日に開業とされて以来来ていなかった。東京都渋谷区の渋谷駅東口に位置する東急文化会館跡地に建設された複合商業施設。そうあの五島プラネタリュームがあった場所 。2012年(平成24年)のグッドデザイン賞を受賞してるんだそうだ。とにかく踊りが凄い!背があまり高くないキャスト・ジェリー・マリガン役の松島勇気氏そしてメインのダンサー・リズ・ダッサン役の近藤合歓派とてつもないバレー的ダンシングのうまさをキワ立たせてくれていた。あのジバンシーを彷彿させるファッションにつつ積まれて、オードリのように日本人離れしたダンスは本当に素晴らしかった。ただ残念なのはあのガーシュインの名曲がもっと聞きたかった。これにはラプソディー・イン・ブルーは出てこなかったので!

コウジロウの独り言