2018年10月25日(木曜日)午前中には金沢にいた。

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Photo by Kojiro                              

昨年の今頃は、築地の国立Gセンターに入院し,処置を終ろうとしてた頃。そして今年、寛解した記念もかねてなのか、妻のアイデアで家族旅行をすることができたのである。息子も独身で居られるのも少ないと思ってが一番の事由なのだが?以前から「3人が行ったこととないところへ行きたいね!」と話をしていて、やっとの思いで金沢に旅することができた。クルマでいかない旅。久々である。35年以上前に自分一人で組合のオルグでここに訪れはしてたものの、寒い冬の2月頃だった。ビジネスホテルから一歩も出なかった思いがある。大雪だったからである。アクセスも京都から米原と特急で向かった記憶があるだけで、こんなにも近代化された金沢駅ではなかった。今では「もてなしドーム」と「鼓門」で印象付けられるファサードを持つ素晴らしい駅と化粧している。「鼓門」は、能や素囃子で使用される「鼓(つづみ)」をモチーフにしてデザインされてるのは聞いていたのですが、今まで情報で見すぎてたせいかそれほどの感動はなかった。もっともこれが数十年経ったときに再び訪れてみるとその感動は蘇って来るのだと思う。パリの凱旋門がそうであるように!かつて金沢では加賀藩主・前田家のお殿様が庶民に能を奨励したことから、大工さんや植木職人が仕事をしながら謡を口ずさんだと言われています。屋根や木の上から職人さんの謡が聞こえてくる様子は、“空から謡が降ってくる” と形容されたのだそうだ。21世紀に入り、金沢は観光都市として急速に整備され、特にひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街の3つの茶屋街が観光地化に向けて誕生し、2001年に金沢城公園の五十間長屋が復元され、2004年には金沢21世紀美術館がオープンしたのだそうだ。にし茶屋街に立ち寄って「かわむら茶房」でパフェをいただいたのだが、甘納豆のコラボレーションのパフェはとてつもなく美味しかった。後日ブログデ紹介するかもしれませんが、最近になってムーブメン トとして茶屋街を作り、そこにスィーツを創作して、観光客を招こうと努力してる姿は目を見張るものがある。ただ、創れば全てが当たるわけではないはず。その新メニューには隠された過去の歩んできた伝統が隠されていると、味の中に感じた。とても美味しかったのだ。小豆のアンの量と白玉そして優しいソフトの絶妙な量 と、素晴らしい計算がされており美味しさのバランスが最高でした。金沢駅周辺も急ピッチで再開発され、2005年3月に「もてなしドーム」と「鼓門」が完成した。もてなしドームは巨大なガラス張りのドームで、雨の多い金沢を訪れる観光客の方に傘を差しだすイメージで建設された。パリのオルセー美術館になっている元駅舎の現代版のようである。石川県は年間降雨日数が全国で最も多い県で、地元では “昼飯忘れても傘忘れるな” という言い伝えがあるほどです。「鼓門」は、能や素囃子で使用される「鼓(つづみ)」をモチーフにしてデザインされているんだそうだ。屋根や木の上から職人さんの謡が聞こえてくる様子は、“空から謡が降ってくる” と形容された。直線の木々を束ねクヅスことによってできる柱は自分が高校生の体育祭用に造った入退場門がちょうどこれの縦横逆版だった記憶がある。金沢駅アメリカの旅行雑誌から「世界で最も美しい駅」のひとつに選ばれましたが、“美しい駅” と称される決め手となった景観が「もてなしドーム」と「鼓門」だったそうだ。観光客の方だれもが、「もてなしドーム」と「鼓門」を見ると「金沢に来たのね」と思われるのではないでしょうか。例えば、東京駅に降り立った人は、有名な赤煉瓦の駅舎がそうさせ様に「東京に来たんだ」と思わせる。それと同じような感覚になるかと思います出口に向かって歩を進めていくと、少しずつ巨大なガラスのドームが顔を覗かせ、駅舎から出ると頭上にガラス張りの天井が広がっています。観光客の方たちが、金沢観光で最初にデジカメやスマホを取り出すのがこの地点だそうな。ある人は前方の鼓門に向かって、ある人はガラス張りの天井に向かってシャッターを切ります。また、天井から下がっている懸垂幕を撮影する人も多く見られます。自分は全く気付きませんでしたが......。               コウジロウの独り言