ケン&メリーはその人の記憶と創造を生んでくれた。

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Photo by Kojiro

白馬から高山までクルマで一般道で向かった。1980年代の頃。何処をどう走ったか断定できる訳ではありませんが不確かな記憶しか残ってません?ナビやモバイル・フォンのない時代。東京近郊では一家に一台のスペシャリティ・マイカー時代でもありました。1974年にはT美大の試験監督をしてる際に構内を受験生横を通り抜けていたのだから笑ってしまう。かなりキザな野郎に写っていただろうにちがいない。我が家のクルマの占有を殆どしてた自分。写真は当時乗っていた今でも形が大好きなケン&メリーのGTXである。なぜかケン・メリGTXの白ボディに限ってはGTも同様、桜井氏がどう思っていたかわからないが、ニッサンの社長の一声がかかりCピラーの下・後ろのフェンダーの上にグレーのデカールのラインを貼ることになった位、ニッサン内外でも話題性に事欠くとこがありませんでした。写真のケン・メリでGTXがGTRだったりしてそれを今持っていたら3,000万円は下らないそうである。スカイラインGTX、昔は当時のクラウンの低価格帯のランクとほぼ同額の100万円(120万円?)だった。5速なら105万円(125万円)、ちょっと不確定ですが4速だからそうだったと思います。しかもレギュラー仕様一号車だった。GTXは殆どハイオク仕様(今言うとプレミアムガソリン)で村山工場に親の知人がいた事もあり可能となったのである。自分は一般道をドライブするのが好きでした。最高なのは写真にあるような林道を走るのが好きでした。長野県の白馬村から高山を目指す途中。当時は一般道しかなかった記憶でしかないのですが、平湯峠をも越えてました。(ラリーとかでよくコースに入っていた)。平湯峠にはかつてクルマ三台で上高地と石川県の輪島まで行った時以来2度目となりました。その時は初代ローレル・マニュアル仕様でした。松本まで行って安房峠道を通る。松本~高山は断然距離が短いですし、峠越えといっても今ではトンネルですから走行性はそれほど悪くはないはず。白馬から高山を松本経由ですと、糸魚川の今ある高速と違い、当時は景色の綺麗な梓川沿いに進む事が出来、ダムや森林の蒼々と輝く光を浴びて快走をした思い出が残ってます。信濃大町市までは峠道でかなりのスピードで抜けて行った記憶もあります。その先は国道を選ぶと走行性がイマイチなので、山沿いの農道か、川沿いの道路(五輪道路)を通ったと思います。シフトダウンやヒール&ツゥでグイグイ引っ張って行く走りでした。(本人はやってるつもり)同乗者は結婚前の今の嫁さん。無口になっていたのを覚えています。白馬~松本が1時間程度、松本~高山が3時間程度ですから4時間を経過したと思われます。平湯峠(ひらゆとうげ)は、岐阜県高山市にある飛騨山脈の輝山と大崩山との鞍部の峠。標高は1,684 m。 神通川水系宮川の支流である 久手川と同水系高原川の支流であるトヤ谷との分水嶺である。今では峠付近の下部を国道 158号の平湯トンネルが貫通している。1978年(昭和53年)に平湯トンネルが開通する まではこの峠を国道158号が横切っていたのですが、同トンネルの開通に伴い峠道は岐阜 県道に変更されているみたいです。ただし輪島にドライブした時も同じコースをたどってトンネルを使わなかった気がします。最後にご紹介したいのが、このケン&メリーのメーター。時計を入れると7連メータ−でした。これと比較出来るのはトヨタ2000GT位しかなく、実家のどこかに此のメータ−パネルが隠れていると思うとどこかそわそわする自分が其所にいるのでした。           コウジロウの独り言