アムステルダムの路面電車は観光客を楽しめるだけでなく、生活者の足となっていた。

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Photo by kojiro

ベルギーからバスでアムステルダムへ。途中検閲がバスの中であり、通過。オランダの路面電車は美しく輝いていた。アムステルダム市営交通会社はオランダのアムステルダムで運営する、アムステルダム市100%出資の交通機関企業なんですって。前身であるアムステルダム公営交通が1900年に設立され、既存の民営トラムを買収して事業を開始したそうだ。先日NHK BSでアムステルダムのメトロの紹介をしていた。狭い国土に排気ガス無しの交通手段の必要性や、200m置きにストップがあり、街中に買い物や美術館と好きな場所で乗り降りが出来る。庶民には最前の乗り物。1943年には現在の市営交通会社(GVB)に経営形態を変更したとされている。1977年にメトロ路線を開業。「メトロと言っても路面電車のこと。首都や大都市の高速大量輸送都市鉄道のこととされている」自分が1974年 アムステルダム市立美術館/アムステルダムの美術館を訪れたのが2月。ちょうど横尾忠則の展覧会を開催していた。プレイボーイかに連載していた眠り狂四郎等のイラストが展示されてた。隣の美術館がメインだったが名前を 調べるまでもなく、ゴッホ美術館だったと思う。ゴッホの向日葵と麦畑が印象的だった。そんなタイトルはないって?おっしゃる方がいらっしゃる と思いますが、印象を大切にしてる自分からは言いたくない。今回はなぜか?アムステルダムのメトロはオランダ最大の、そしてヨーロッパでも有数のトラム(路面電車、ライトレール)網なのだ。写真は1974年2月のもの。観光客の我々は所定の場所まではバス、その他は歩きだった。シンヘル運河より内側の旧市街地では道路幅が狭く自家用車の使用は困難であり、バスもほとんど運行されていないことから、トラムが主要な交通手段のひとつとなっているとのこと。路線網は主にアムステルダム中央駅およびダム広場を中心とした放射状路線と、それらに直交する環状路線からなり、今現在16の系統が運行されている。中心部では併用軌道であり、郊外に出るとセンターリザベーション方式などによる専用軌道となる。中心部の特に道幅の狭い道路では、道路幅が軌道の幅ぎりぎりしかないため、一般車両の通行を規制し許可を受けた車のみが軌道内を走行するようにしたところもあるのだそうだ。レンブラントの家にもよった事が記憶にあり、レンブラント通りなど一部の通りはトランジットモール化されているのだそうだ。軌間標準軌(1435mm)で、直流600Vで電化されている。5系統以外の系統では編成の前方のみに運転席があり、終点ではループ線によって方向を変えるようになっている。中央駅の停留所も東西2つに分かれたループ線状になっている。乗降用のドアも進行方向右側のみにある。5系統のみは編成の両端に運転席があり、ドアは左右両側にある。1957年、ライツェ通りを経由する1、2系統用に連接車の新型車両が25編成投入された。これが好評であったため、トラムの近代化にやっと関心が高まったとされている。1950年代後半以降市の西部で大規模な住宅地開発が進められ、これらの地区へトラムが延伸した。1960年代から70年代には、路線の延伸や旧式車両の置換えに対応するため新型車両が次々に投入された。1990年にはアムステルダムの南に隣接する住宅都市アムステルフェーンまで、メトロ(快速トラム)と軌道を共有する形で乗り入れた。21世紀に入ってからも路線の延伸は続いている。

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