猫岳のブルトーザースキーとリバティベル!

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Photo by Kojiro

また、スキースノボーシーズンの到来ですね。今から40年位前の菅平。当然独身時代。元在籍していた化粧品会社のスキーバスツアーに参加した自分は、オプショナル・ツアーとして当時『ブルートーザーで頂上から滑降しよう!』とネーミングされていたかは定かでないのだが、猫岳の頂上から下のゲレンデまで滑降するプランがあり、社長自ら行かれるということもあり秘書でもないのに同行をした。現在ではこういう紹介になっている。『スノーキャットというブルトーザーみたいな乗り物で、奥ダボスの一番奥のリフト乗り場から、根子岳頂上の手前2170mまで登ります』猫岳ではなく、根子岳なのか?『雪上車に乗って広大な根子岳に出かけよう!根子岳山頂からの景色は、まさに絶景! 最高の雪質でのダウンヒルを!』『奥ダボス第1トリプルリフト山頂からスノーキャットに乗って約25分。 地元ガイドが根子岳や見える山々などをご案内。 雄大な景色を楽しみながらの約4kmのダウンヒルはまさに爽快! また、スノーキャットでお帰りいただくこともできますので、 山岳・自然風景を撮影される写真愛好家の方や、滑りに自信のない方、 お子様も楽しんでいただくことができます。 運行期間は1月初旬から3月末の予定です』となっている。今でも続いているのである。『根子岳の名前は、四阿山と並んで見ると猫の耳のように見えるので「 猫岳」と呼ばれたことに由来しています』との事で、別に猫岳がある訳ではなかった。30数年前ここを滑った限りでは、そんなに簡単なコースではなかった。山岳登山家達を横目に、彼らは登山しながらスキーで降りるタイプで特にスキーが上手い人たちではないはずである。我々スキーヤーのように一気降りをしようとするとゲレンデではない為に足腰がショックアブソーバーのごとく上下動に悩まされ、スピードも制御しないと曲がりにくくなったりもした。新雪と思いきや、アイスバーンもあったりするからだ。写真上は当時のブルトーザー。下は全身ブランド品で固められた、自分の滑降姿。自分はスキーもヨットもファッションと考えていた一面もあり、流行の最先端をいってないと心が落ち着かないタイプだった。だがダウンのリバティベルを除くとすべて2番手のブランドだった。板はアメリカのバレースキーでよく使われていたPRE SKI板。靴はラングと言いたかったがカベール。ビンディングはチロリヤロケット。ただしゴーグルがSCOTT。と何故かピンと来ないでしょ!兄弟はロシニオルやフィッシャーの板で靴はラング・バンシーだったのを記憶している。何十万円も道具に払っていたのである。自分なんかは板も貰い物。ちょっと合理主義者だったかもしれません。祖母の田舎が信州湯田中だったため兄弟はスキーが上手だった。自分が一番ダメな部類。恰好つけマンは、国体体験者と社長と一気に降りる事が出来た。何故か蔵王樹氷よりも寒くはなかったのを記憶している。もう2度と出来ない想い出の1シーンである。       コウジロウの独り言