時を超えても生活者のマインドを限りなく掴む ボルボのマーチャンダイジングは面白い!

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Photo by Kojiro

メルセデスW124の後に自分の愛車となったボルボ850セダン。この形が自分は好きだった。240シリーズの後継として登場。「850は、ピニンファリーナのデザインなのにフェラーリのようにバッチがついてないのはなぜ?」とかベルトーネがデザインした780には、バッチがちゃんとついているのに850にはない!」780は本当にベルトーネカロッツェリアなのだがマルチェロガンディーニなのかもしれませんね?正確には850はスカンジナビアデザインらしい?バッチやサインの入ってないものは日本車を除くヨーロッパ車等はほとんどが不明か自社ブランド品。マルチェロガンディーニだったらと?デザイナーのブランド化が脳裏を掠める中でボルボを語らせて下さい。850のボディはクラッシャブルボディと言って衝突した時に「グシャ」とつぶれることによって衝撃を吸収する構造に現在はなっている。昔は何台重ねても丈夫なボルボと言って来たのをベンツ等に影響されたのか、180度方向を変えたのだ。エンジン横置きとFFレイアウトの直列5気筒エンジン(ポルシェが開発に携わった960の直6から1シリンダー減らした5気筒)を搭載。当初はボルボ伝統のセダン一種だった。1993年にはワゴンモデルが追加され、セダンより爆発的人気だった。日本ではトヨタスプリンターカリブ等、ルーフまで達する縦長のテールライトのデザインが多かった。ポルシェがチューニング担当。自分が好きだった新設計された850は「従来のボルボとの共通点は事実上ゼロ」と言える程のニューモデルであり、当時の安全第一だが鈍重なイメージが強かったボルボのイメージを変えるモデルだった。また850の戦略的なBTCC(英国ツーリングカー選手権)参戦によってボルボ=スポーティー」という現在まで受け継がれ、確たるイメージを定着させた。ワゴンで参戦して世界を驚かせた。特に限定スペシャルモデルの850T-5R、850R(いずれもターボモデル)は即完売するなど、大ヒットをした。日本では850が1990年代のステーションワゴンブームの火付け役となり、スバル・レガシィ日産・ステージアなの日本の自動車メーカーのステーションワゴン大きな影響を与えた。850エステートは1994年度グッドデザイン大賞を受賞している。フルモデルチェンジでS70/V70と改名され、2000年のチェンジでS60、2代目V70にバトンタッチされた。ボルボはヨーロッパのスウェーデンを拠点とした自動車メーカー。そんなボルボのエントリーモデルに位置するのがV40。高い安全性や走行性能、日本の高級車に匹敵する程。後で調べたのですが850までのデザイナーは:ヤン・ヴィルスガード。フィルップから850までのデザインを長年にわたってやっれてた。ことがわかった。

ボルボと言えば、角型のボディがひとつのアイデンティティでした。がしかし、このV40を筆頭に四角くないボルボの卓越したデザインは注目を集めた。中国の資本の会社となって初めてのデザイン。エクステリアチーフデザイナーはサイモン・ラマー氏。ケベック出身のカナダ人。スウェーデンのデザインセンターで1995年から勤務。機能性に感覚的な要素を加味したプレミアムコンパクトカーV40はだから凄い。

スポーツカーを思わせるクーペ調のエクステリアデザインは目を見張る。マツダアクセラが類似。違いは5ドアハッチバックでありながら全高はわずか1440mmしかないこと。この全高の低さの違いが洗練されているのだ。全長はコンパクトですが、低く長いワイドな車体を演出。ボディラインも素晴らしいが、リヤハッチのデザインが個性的です。V60をよりシャープに、ビルトインした形状は以前のボルボから大きく変わったがテールランプのデザインなどは面影を残している。カチカチの中から生まれた美学から生まれた直曲線からの流麗美何がそうさせたのかは各所に着いたセンサーだったのかもしれない。

追従型クルーズコントロールシステムや自動縦列駐車システム。自分の車には付けてないが歩行者用エアバック等。安全と言う括りからビルトインされたデザインがオーナー達の心を動かされる事由なのかもしれない。ハイブリットのないガソリン車とディーゼル車のボルボV40は流麗な形と安全なスピード感を確保しスムースなコンフォータブルでスタイリッシュな乗り物として何処までも活躍し続けるでしょう。

 

                                    コウジロウの独り言