一枚の写真からTVR タスカンを探した2017.1.1。自分は新年早々、幸先がいい!

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photo by Kojiro

1974年のヨーロッパのガススタンド(たぶんイギリスで撮った一枚の写真)のクルマ。

カーマガジンやネットで探っていたのだが今年になってようやく解った。

1968年に発売。「TVRグリフィス400」の後継者イギリスのクルマ「TVRタスカン」だった。

鋼管フレームを採用。ボディはFRP製。Mシリーズに似た外観を持ちフォード性のエンジンでV8だった。

自分はつい最近までフェラーリではないかと、

ネットや別册カーグラフィックの自動車アーカイヴを調べたりもしていた。

モデルカー&クルマ好きの友人に聞くと「フェラーリでは絶対ないですよ」とかえってきた。

「ボンネットの開け方が違う。エンブレムの形が違う。ライトとグリルの間隔が違う」等いろいろ言われた。

最近はミッドシップレイアウトが多いフェラーリでも、

フロントエンジンのデイトナをはじめとするクルマはあるが、ボンネットの開け方は違っていた。

こんな話をきっかけに「TVRタスカン」が判明するとは思ってもなかった。

足回りが4輪ダブルウィッシュボーンの他は何もついていないクルマで

ABS、トラクションコントロール、エアバックなどの装備は皆無。LSDだけはなぜか付いていた。

日本ではこのクルマの年式の異なる後期型かもしれませんが、西部警察2003の事故があった。

見学してた観衆に突っ込むというものだった。クセのあるクルマだったからかもしれません。

運転に高い技術が必要とされており、当時20代の自分が運転出来たのなら、

「本当に楽しかったであろう」と思われた。

2代目を1999年に発売。翌2000年11月より日本では発売開始。

1代目は1971年に生産終了されていた。

数はいずれにしても100数十台程度しか生産されておらず、

撮影したこのクルマも希少価値のあるものに違いないはず。

写真のオーナーは勿論、このクルマもこの世には存在してないかもしれません。

自分も撮影した時から40年以上も経過。

記憶を蘇えらせてくれる一枚の写真は、遠い昔の異国の地のことでも心や気持をコンフォートしてくれる。

動画が氾濫してる今日この頃。静止画がこんなにも心を動かしてくれるとは思ってもみませんでした。

この写真が物語っている様に、心の一枚をもう一度取り戻してみたいものです。

そして、世界の何処でも心のゆとりを持ち続けたい。

 

コウジロウの独り言